沖縄に旅行に来たなら海に入ってシュノーケリングしたい!
透明な海で美しい南国の魚を眺めたい!
絶対にやりたいアクティビティですが、シュノーケリングを軽く見ていると危険です!
沖縄では毎年海難事故が多発し、令和4年は死亡者 40名、 行方不明者 2名です。(沖縄県警察)
令和5年も速報値で4年と同程度の事故が発生しています。
そして、シュノーケリングの水難事故事例は圧倒的に沖縄外からの訪問者です。
ちなみに県民で水難事故の確率が高い行為は「魚とり」、魚釣りで海に落ちる事故ですね。
何故、シュノーケリングが危険?
シュノーケリングが遊泳と比較して危険な理由は、自分の居る位置が判断しづらいからです。
海中でサンゴや魚を見ているとビーチからの距離が遠い沖に知らないうちに流されている可能性があります。
そして、体力が低下した状態でビーチへ戻れなくなり溺れる危険が発生するのです。
普通に遊泳する場合は息継ぎのために海面から顔を出すのでビーチからの距離を把握でき、知らないうちに沖まで泳いでしまうことはありません。
また、シュノーケリングは泳ぎが得意でない人、海に慣れていない人でも呼吸が簡単なのです。
しかし、慣れていないと突然、海水を飲んでしまう、足が攣る、などで体力が低下した状態で驚いた際に岸までもどることが難しくなります。
ライフジャケットが必要な理由
人間の体は海では浮きやすくなります。
これは、海水に含まれた3.4%の塩分が理由です。
ビーチから少し離れた足の付かない海中で、身体を立てた状態で何もせずただ力を抜いてみてみると、
鼻の少し上あたりまでしか沈みません。
これが塩分濃度と肺の空気のバランスで保たれた浮力の状態です。
口と鼻を海面の上に出すには手足を少し動かして浮き上がる動作が必要になります。
海の上で大の字になり頭を海中に入れると口と鼻だけが、海面から離れた状態で浮くことはできますが、
穏やかな状態の海面でない場合は、波で海水が顔にかかり、うねりで身体を安定できないので、簡単ではありません。
そこで、ライフジャケットが必要な理由です、
ライフジャケットは浮力体であり肺の空気よりも大きな浮く力が働くので、顔を常に海面から上に保つことができるのです。
ライフジャケットを着用することで身体を浮かせるための動作をしなくても呼吸ができ、救助を浮いて待つことができるのです。
なので、シュノーケリングにはライフジャケットは必須です!
※ 沖縄旅行のためだけに新品はもったいないけれどレンタルも不安、そんなときはメルカリで買って持っていく方法もあります。
まとめ
沖縄でシュノーケリングするときは
- シュノーケリングは自分の位置が分からなくなる危険があることを知る
- ライフジャケットを着用してシュノーケリングする
ライフジャケットはビーチ沿いのショップでレンタルで借りられますし、近くのコンビニやショッピングモールで購入することもできます。
ライフジャケットはかさばるので、沖縄でだけ使うならレンタル(500円〜1000円程度)がおすすめです。